なぜ仏壇が必要なの?

家族や大切な人の葬儀などを経験するときに、はじめて仏壇の存在を意識したり疑問に感じたりする方も多いのではないでしょうか。身内の方が亡くなったときには、「初七日」「四十九日」「一周忌」などの法要を行います。この際に必要となるのがお仏壇です。まず「四十九日」を迎え、仮祭壇を取り除くときに、故人の冥福を祈り供養を行うために仏壇が必要となります。四十九日に位牌に魂入れを行い、仏壇に納めて毎日お参りします。仏壇は仏様やご先祖様を祀る小さなお寺のようなものです。毎日お寺に行くのは大変でも、仏壇には手を合わせることができます。仏壇は故人の魂が眠っている場所というだけでなく、私たちのこころを支えてくれる存在でもあります。仏壇を通して敬い偲ぶことで、大切だった亡き人が「いつも見守ってくれている」という意識は、大きな自信と勇気を与えてくれるでしょう。人が亡くなったから必要というものではなく、祈りの象徴であり、精神的なよりどころでもあるのです。

  • 大切な人との思い出に寄り添う場所

  • 故人を偲び、ご冥福をお祈りします。仏壇は様々な人の思いが寄せられる心の拠り所です。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • 自分自身を見つめ直す場所

  • 日々の嬉しいこと、悲しいことを仏壇の前でご先祖様に報告し、自分の心を取り戻します。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • 子どもに優しい心を教える場所

  • 大切な人の供養の心、ご先祖様への感謝の気持ちで手を合わせることを教えます。仏壇を置くことは心を豊かにする環境づくりです。